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関西の大学生ボクサーの青春、関西学生ボクシングリーグ戦をご支援ください!
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- こんにちは!
関西学生ボクシング連盟委員長の西岡怜皇です。
関西学生ボクシング連盟(以下、学連)は関西地区の大学ボクシングリーグ、関西学生ボクシングリーグ戦(以下、リーグ戦)に出場する大学の学生部員から構成される団体で、指導者の方々と相談しながら、リーグ戦の方針決定や準備などを行っています。
この1947年に始まったリーグ戦はこれまで数十年にわたり、所属の大学が1部、2部、3部リーグに分かれ対抗戦を行ってきました。
最近は1部、2部リーグは団体戦の総当たり形式で、3部リーグは個人戦のトーナメント形式で行ってきた大会です。
そんなリーグ戦がコロナ禍で大きな危機に直面しています。
具体的には、コロナ禍以前までは大学の施設、リングを借りて開催していたリーグ戦が、感染対策のために使えなくなりました。
会場を準備するとしても、新型コロナウイルス対策をした会場の手配やリング設置などにこれまでになかった多大な費用が必要となり、従来の予算では足りず、総当たり戦だった1部、2部リーグも大会期間の短縮のため、2021年度からトーナメント戦への変更を余儀なくされました。
リーグ戦の資金調達のため新たな試みとして記念Tシャツの販売などを行っている状況ですが、それでもまだ資金不足の状態です。
私は2021年に大学に入学しましたが、本来のリーグ戦を体験したことがありません。
観客も無観客、そしてリングや会場も資金不足のためコロナ禍以前よりも不足する状態が2年間続いており、このままではリーグ戦をはじめとする関西の大学ボクシングが衰退してしまう、そんな危機的な状況にあります。
私たち学連は、コロナ禍前と同じ総当たり形式でリーグ戦を行い、盛り上げることで、未来のボクシングの担い手である高校生、中学生の選手たちが関西大学リーグ戦に出たいと、思ってもらえる大会を作っていきたいと考えています。
現在プロボクサーとして活躍されているWBC.WBA統一チャンピオンの寺地拳四朗選手やその寺地選手と統一戦を戦った京口紘人選手、前WBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆選手はかつて関西学生ボクシングリーグ戦で競技していました。
このような偉大な先輩方に続く新たなボクサーがこのリーグ戦から誕生するかもしれません。
学連に所属するすべての大学の選手、関係者が、本来のリーグ戦形式である総当たりを切望しています。
再び関西学生ボクシングリーグ戦を元通りの形式に戻し、活性化させ、魅力溢れる関西の大学ボクシング文化を継続させるべく、皆さまのご協力をお願いします!! -
青春をかける場所:関西学生ボクシングリーグ戦
- リーグ戦では、75年の歴史の中で多くの選手が拳を交わし、笑顔や涙を生み出してきました。そして、関西が世界に誇る名選手も輩出しています。
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日本一を目指して戦う総当たり戦
- 19もの加盟校から選手が集まり、団体戦・個人戦で熱戦を繰り広げます。
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- 競技方式は1~3部に分かれた総当たり戦で、5/7~7/16の間で6日間かけて開催します。
・1部:ミニマム級~ミドル級(IBA新階級での9階級各1名9人制)による大学対抗団体リーグ戦
・2部:ライトフライ級~ミドル級(旧階級各1名7人制)による大学対抗団体リーグ戦
・3部:ライトフライ級~ミドル級(旧階級各1名)による大学対抗個人トーナメントポイント争奪戦
群雄割拠のこの大会を勝ち進むと、1部リーグ優勝校は関東大学ボクシングリーグ1部リーグ優勝校と大学日本一をかけて戦います。 -
世界チャンピオンになった先輩の背中
- 2022年11月1日にさいたまスーパーアリーナで行われた、ライトフライ級のWBC王者・寺地選手と、WBAスーパー王者・京口選手の対戦。
10年ぶりに実現した日本人同士の世界王座統一戦で戦ったこの2人ですが、実は、寺地選手は関西大学、京口選手は大阪商業大学の選手として、このリーグ戦に出場していました。
また、前WBO世界ミニマム級王者の谷口選手も、龍谷大学時代に本大会に出場しています。
リーグ戦で活躍していた先輩たちは、今や日本を飛び出し世界で活躍する選手になっています。
今の選手たちもまた、チャンピオンに続いて次世代のボクシング界を担う存在になる為に、切磋琢磨しながら日々練習に励んでいます。
関西学生ボクシングリーグ戦は、日本一を、さらには世界一を目指すための出発点となる大会です! -
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新型コロナウイルスが大会にもたらした影響
- しかし新型コロナウイルスの影響で、これまで通りの大会運営を維持することができなくなってしまいました。
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施設の利用料が高く、運営費の確保が困難に…
- これまでは各大学を会場として大会を開催していましたが、新型コロナウイルスの蔓延により、大学での対外試合が禁止となりました。
そこで、一般の施設を借りて大会を開催してきましたが、使用料やリングの設営などで、これまでよりも膨大な費用がかかるようになってしまいました。
大会の運営費は、各大学の分担金とパンフレットへの広告掲載費、グッズの売上金を充てていますが、それでは足りません。
しかし、コロナ禍でアルバイトも制限されていたので、学生がこれ以上お金を出すことができません。
この2年間はなんとか踏ん張りましたが、積立も少なくなり、今年の運営がとても厳しい状況に追い込まれています。 -
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試合方式の変更により選手のチャンスが激減
- 施設使用料を削減するには、会場の使用日数を減らす必要があったため、1部2部リーグは総当たりからトーナメント戦に変更することを余儀なくされました。
試合数が大幅に減ったことで、選手たちの練習の成果を発揮する場所が奪われてしまいました。
約3ヶ月間のリーグ戦では選手の特徴や実力、相性を加味し、対戦校ごとにチームとして戦略を考えます。
しかし、負けたら終わり、一戦必勝のトーナメント形式では選手起用の幅が少なくなってしまい、結果的に試合に出場できない選手も出てきてしまうのです。
さらに2022年大会では、新型コロナウイルスへの感染者や濃厚接触者が出たことで、試合を棄権し不戦敗となる大学が続出する事態となりました。
総当たり戦であれば他の試合でチャンスがありますが、トーナメント戦では選手たちの夢が一瞬で絶たれてしまいます。 -
選手たちの孤独な闘い
- 失われたものは試合数だけではありません。
2020年からは感染症対策として無観客試合に変更となりました。
選手たちは、これまで自分を見守ってきてくれた人から声援をもらうことも、リング上で全力で戦う雄姿を見せることもできなくなっています -
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2023年度第76回大会で、夢の舞台を取り戻したい
- 新型コロナウイルスは、何度も感染の波が来て収まりを見せないので、再び大学を会場にできるかどうかの見通しが立ちません。
外部の施設を借りて大会を運営するとなれば費用面での負担が大きくなり、総当たり戦の復活を実現させることができません。
しかし、選手たちにとって、この大会は一生に一度だけ。
2023年度第76回大会がボクシング人生最後の大会となる選手もたくさんいます。
選手たちはこの大会で頂点に立つために、コロナ禍という過酷な状況下でも日々己と戦いチームメイトと高め合ってきました。
そんな選手たちのために、今年こそは総当たり戦を復活させ最高の舞台を用意したいと思っています。 -
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ご支援金の使い道
- 総当たり戦を復活させるには、昨年以上に多くの経費が発生します。
本プロジェクトによるご支援は、会場使用料やリング設営費として大切に使用させていただきます。
その他、広告掲載費やグッズの売上と合わせて運営費を確保し、今年こそ総当たり戦を実現させたいと思います。 -
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返礼品には大会OBであるWBC.WBAチャンピオンの寺地選手(関西大学出身)にご協力いただきました
- 私たちにとってあこがれの選手である、WBC.WBA統一チャンピオンの寺地拳四朗選手よりサインとお写真をご協力いただきました!
寺地選手も学生時代にこのリーグ戦に出場しており、今回の取り組みにご賛同いただいています。 -
最後に
- 今年出場を目指す選手たちは、大学に入学してからずっとコロナ禍でした。
これまで、練習環境が制限されて思うようなトレーニングができなかったり、形を変えた大会でチャンスを掴めなかったりと、やるせなさをたくさん味わってきました。
それでも選手たちの闘志は変わらず燃え続け、今もリーグ戦に向けて練習に励んでいます。
皆さんの力をお借りしながらこれまでの総当たり戦を復活させることで、努力してきた選手たちに多くのチャンスを与え、様々なドラマを生み出してもらいたいと思っています。
そして、総当たり戦復活とともに、再び関西のボクシング界を盛り上げていきます!
ぜひ、ご支援のほどよろしくお願いいたします!! -
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チャンピオンからの応援メッセージ
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- こんにちは。
WBC,WBAチャンピオンの寺地拳四朗です。
皆さんは大学ボクシングリーグ戦をご存知でしょうか?
関東と関西で昭和22年(1947年)から始まった歴史ある大会で、1部リーグは1チーム9階級9名、2部リーグは1チーム7階級7名で対抗戦形式で競われます。(剣道や柔道の団体戦をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。)
ボクシングは個人競技ですが、大学ボクシングリーグ戦は大学の名前を背負って戦う団体戦なのです。
もちろん、このような形式で戦うのはプロボクシングではないですし、海外含めてもおそらく日本だけ、しかも関東、関西でしか行われていないと思います。
私も関西大学ボクシング部でこの由緒ある関西リーグ戦を戦ってきました。
ちなみに私の2学年下には先日統一戦を戦った京口選手(大阪商業大学)や前WBOミニマム級チャンピオンの谷口選手(龍谷大学)もいて、同じリーグでしのぎを削ってきました。
リーグ戦は自分だけ勝ってもチームは勝てない、リングにあがる選手だけでなく、残念ながらリングにあがれなかった部員も応援やセコンドというかたちでサポートするなど、誰にでも役割があって、戦っているときにチームワークの大切さを学びました。
この経験は今のプロボクサーとしての活動にも生きています。
そんなリーグ戦が新型コロナウイルスの流行と共に会場や大学の活動制限により開催できない、短縮化によるトーナメント戦になっていることを知りました。
新型コロナウイルスによりボクシングはプロ、アマチュア問わず苦難を強いられています。
特に2020年に入学した今年の4年生以降、つまり関西リーグに所属するすべての学生が本来の総当たりのリーグ戦を知りません。
学生たちは試合においてもリーグ戦運営においても新たなチャレンジとなります。
今回のこのプロジェクトの話を聞き、後輩たちのリーグ戦に対する想いに強く共感しました。
関西リーグの復活は大学の卒業生をはじめ多くの皆様に喜びを与え、多くの子供たちに希望を与えると思います!
そしてプロ、アマチュア問わず、ボクシング界が盛り上がっていくことでしょう。
私もお世話になった関西学生ボクシングリーグ戦、学生たちのチャレンジにぜひ皆さんのご協力をお願いいたします!