-
~あなたの日常に伝統を~「松阪もめん」を持ち歩く
-
- 「松阪もめん(みいと織)」の魅力は、天然染料の風合いと粋な縞模様。また使うほどに馴染むこだわりの生地。「松阪もめん」を知ってもらうだけでなく、この魅力を多くの方に手に取っていただき、その良さを実感してほしい。そんな想いから日常使いできるオリジナル商品を作りました。
- ご友人とのお茶会に。ちょっと近所の買い物に。小粋な「松阪もめん」を持って出かけてみませんか?
-
-
-
三重県指定伝統工芸品「松阪もめん(みいと織)」とは
- 「松阪もめん(みいと織)」は、三重県の指定伝統工芸品の一つに選ばれる木綿織で、伊勢平野南部の御糸五郷(多気郡明和町~松阪市)にある伊勢神宮へ納める布を織る「機殿(はたどの)」の女性たちの手で織られてきました。
- 洗うほどに色の冴える天然染料藍染の木綿で、その風合いは、天然染料の藍の良さと、多彩な縞模様。
この縞模様は、松阪の貿易商・角屋七郎兵衛によって、安南国(現・ベトナム北部)からもたらされた嶋渡り(舶来)の「柳条布(りゅうじょうふ)」がルーツと言われています。 - 江戸時代には、松阪商人によって運ばれた“みいと織”が人気となり、「松阪木綿」として販売され、今でも歌舞伎役者が縞模様の着物を着ることを“マツサカを着る”と呼ばれるほどになりました。
-
-
日本で唯一残る“みいと織”工場「御絲織物株式会社」
- 明治7年(1874年)創業の私たち御絲織物株式会社は、三重県多気郡明和町にて染織一貫生産する工場として唯一残っている会社です。紺屋(染め)として始まり、すぐに機屋を兼ねるようになり現在に至ります。
-
- 「松阪もめん」はかつて粋好みの江戸庶民のファッションとして、年に五十数万反(←これってスゴいんですよ!)送り出したと言われています。
- 当社は、現在も天然の藍で染めることにこだわり、織りあげる製品は濃淡を組み合わせた粋な縞柄が特徴です。その風合いは、天然染料の藍の良さと、百年の歴史を積み重ねてきた職人技からにじみ出るものと自負しています。
-
- 伝統の責任を感じながらも、愛する“みいと織”の良さを皆さんにも実感してほしいと願っています。
-
-
映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」の舞台の一つに
- 2023年秋公開の映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」で、当社の工場が撮影現場として使われました。「松阪もめん(みいと織)」のアームカバーやのれんなど小物も使っていただき、出演の三浦友和さんには当社の作務衣(さむえ)を着用していただきました。
ぜひ劇場でご覧になってください。 -
百年の歴史を積み重ねてきた職人技
- 洗うほどに色の冴える天然染料藍染の木綿。その風合いは、天然染料の藍の良さと、百年の歴史を積み重ねてきた職人技からにじみ出ています。
- 染場に入ると土間を掘り下げた貯蔵用の甕(カメ)には熟成された「すくも」があります。染場にいくつもの槽が藍の液をたたえて埋め込まれ、糸をつける槽は、深緑色の泡をわき立たせています。
-
- 昭和初期から導入した豊田式織機、戦中戦後の苦難を乗り越え、素朴でシンの強い木綿そのものの精神を貫いています。
-
-
-
伝統の技法が織りなす逸品
-
-
みいと織 巾着
-
- 表地には、使うほど馴染む“みいと織”の松阪もめんを使用。独特の風合いと粋な縞模様を楽しんでいただくことができます。
裏地は和柄のカラフルな手拭を使用して可愛らしく仕上げました。
開口部分が大きく広げられ出し入れしやすくなっています。
小物が入れられる内ポケットもつけ、使いやすさも意識した職人手作りの逸品です。
今回のクラウドファンディングでは、多数ある縞模様のなかから3種類を厳選しましたので、お好みのものをお選びください。
【矢鱈縞(やたら)No.23】
【鰹縞(かつお)No.26】
【子持ち縞(こもち)No.29】 -
-
みいと織 バネぐちポーチ
-
- 表地は、“みいと織”の松阪もめんを使用。小脇に抱えると粋な雰囲気を醸し出してくれます。
裏地も松阪もめんの藍無地を使用した贅沢な逸品です。
開閉部分がバネぐちになっているため、モノが見やすく、かつ取り出しやすいデザインになっています。
粋ななかにも可愛らしさを与えてくれます。
今回のクラウドファンディングでは、多数ある縞模様のなかから3種類を厳選しましたので、お好みのものをお選びください。
【Ⓐ矢鱈縞(やたら)No.23】
【Ⓑ子持ち縞(こもち)No.29】
【Ⓒ青白縞(せいはく)No.38】 -
- ※藍は天然染料ですので気候条件等により色の濃淡が写真のイメージと若干異なる可能性がございます。
-
-
- 【ご使用にあたってのご注意】
・汗や水でしめった場合、天然の藍で染めているため、使用中の摩擦により他の物に色が
移ることがあります。
・生地表面に毛羽立ちのようなものが見られる場合がありますが、松阪もめん独特の質感
のひとつです。伝統的な織機から織り成される松阪もめんの風合いをお楽しみください。
・型崩れする恐れがありますので、基本的には洗濯をすることは推奨しておりません。
・洗濯される際は手洗いで以下の点にご注意願います。
・シミや色落ちを防ぐため、無蛍光洗剤を使用してください。
・天然藍染ゆえの色移りを防ぐ為、単体での洗濯をお願いします。
・綿100%ですので、洗濯により縮むことがあります。
・洗濯を繰り返すと少しずつ色落ちしますが、天然の藍で染めた趣きの変化をお楽しみ
ください。
・縮みを防ぐため、乾燥機は使用しないでください。
・干す時は形を整え、しわを伸ばしてから陰干しにしてください。